睡眠研究者として世界的に有名な柳沢正史さん。
ノーベル賞受賞者候補として有力視されるほどの素晴らしい研究者の一人です。
そんな柳沢正史さんは、どんな方なのでしょうか?
経歴や学歴など、詳しくご紹介します。
そこで今回の記事は、
こちらの内容でまとめていきます。
【何者】柳沢正史のwikiプロフィール!
- 名前:柳沢正史(やなぎさわまさし)
- 生年月日:1960年5月25日
- 年齢:63歳(2024年4月時点)
- 性別:男性
- 出身地:東京都練馬区
- 国籍:アメリカ合衆国
- 居住地:日本、東京
- 座右の銘:「真実は仮説より奇なり」
- 趣味:フルート、クラシック音楽
- 職業:医学者、医師、研究者、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構機構長
柳沢正史さんは、2024年4月時点で、年齢63歳です。
60代には見えないくらい、見た目がお若い印象です。
もしかしたら、良質な睡眠をとっているから、若々しいのかもしれません。
柳沢正史は睡眠医学のスペシャリストだった!
柳沢正史さんは、「睡眠の謎」を研究する医学者です。
「オレキシン」というホルモンを発見した、素晴らしい研究者として知られています。
世界的にも名の知れた研究者で、日本のテレビ番組に出演することもあります。
これまでにも、様々な番組出演をされており、放送される「睡眠特集」には必ず柳沢正史さんの姿があります。
地上波と通じて、「快眠術の伝授」もされているようですね。
柳沢正史の経歴
柳沢正史さんの経歴をまとめると、以下の通りです。
・1979年:筑波大学 入学
・1985年:筑波大学医学専門学群 卒業、
筑波大学大学院医学研究科博士課程 入学
・1988年:内皮由来血管収縮因子「エンドセリン」を発見、
筑波大学大学院 修了、医学博士
・1989年:筑波大学基礎医学系講師に就任
・1991年:京都大学医学部講師に就任、
テキサス大学サウスウェスタンメディカルセンター准教授およびハワード・ヒューズ医学研究所准研究員に就任、ダラスに移住
・1998年:新規神経伝達物質「オレキシン」を発見
・2001年:柳沢オーファン受容体プロジェクト 総括責任者に就任
・2010年:筑波大学 教授、
筑波大学国際統合睡眠医学科学研究機構長に就任
・2016年:紫綬褒章 受章
・2018年:2017年度朝日賞 受賞
・2019年:文化功労者
・2023年:生命科学ブレイクスルー賞 受賞
では、詳しく見ていきましょう!
①幼少期:将来の夢は研究者
柳沢さんは小学校1年生の頃から、
「将来研究者になりたい」
と言っているような少年だったそうです。
当時から、自然科学が大好きで、近所の小川で水の流れや渦を観察していたんだとか。
好奇心旺盛なインテリ少年だったようですね。
また、この頃からフルート演奏もされていて、もしかしたらフルートの腕前も相当なものかもしれません。
②学生時代:医学部進学
子供の頃から研究者を目指していた柳沢正史さんは、父親のアドバイスで、1979年に医学部に進学しました。
柳沢正史さんの父親は、臨床医で、電気生物学の研究をされていた方です。
柳沢正史さんの研究熱心なところは、お父様譲りなのかもしれませんね。
「医学部に行けば,網羅的に学べる機会が与えられる」
と知り、大学でも学びに全集中していたようです。
大学卒業時には、
「今日の患者ではなく、明後日の患者を治したい」
と考え、目の前の患者を治す臨床医としての訓練を受けず、研究者として基礎研究に専念することを選択しました。
そこからは、研究の道にまっしぐらのようです。
③大学卒業後:ノーベル賞受賞者からスカウトされる
大学院卒業後は、
”ノーベル生物学・医学賞受賞者”の
・ジョセフ・ゴールドスタイン
・マイケル・ブラウン
からスカウトされ、「テキサス大学の准教授」を歴任しています。
その後、ダラスに移住してアメリカ国籍を取得し、アメリカで研究をしていました。
④1998年:「オレキシン」を発見
柳沢正史さんは、1998年に、「オレキシン」というホルモンを発見しました。
オレキシンは、睡眠と覚醒のスイッチング機能を担う脳内の神経伝達物質です。
発見者は柳沢正史先生の研究グループで、1996年当時、米・テキサス大学での研究中に偶然、見つけました。当初は食欲を促進する物質と考えられていましたが、オレキシンを産生する遺伝子を欠損させたマウスを観察したところ、食事量は減るものの、突然眠り込んでしまう「睡眠発作」を繰り返すことが明らかになりました。
柳沢正史さんが「オレキシン」の欠損によって引き起こされる睡眠障害「ナルコレプシー」の病態解明に貢献しました。
不眠症に悩む方の助けになっているということですね。
⑤2022年:ノーベル賞候補
これまで柳沢正史さんは、多数の受賞歴があります。
2022年には、”ノーベル生理学医学賞”の候補にも上がりました。
惜しくもノーベル賞受賞は逃しましたが、2023年に「ブレイクスルー賞 生命科学部門」を受賞されています。
アメリカのGoogleやFacebookなどの大手IT企業の創業者などが設立した財団が、毎年、優れた科学者に贈る賞です。
実は、この、
「ブレイクスルー賞を受賞すると、高い確率でノーベル賞を受賞する」
と言われているんです。
下記の教授も、過去にブレイクスルー賞を受賞しており、その後にノーベル賞を受賞されています。
2012年:山中伸弥さん(京都大学)
2016年:大隈良典さん(東京大学)
このことから、柳沢正史さんの今後のノーベル賞受賞は期待できるようです。
⑥2023年:ポケモンスリープ監修
2023年7月にリリースされた『ポケモンスリープ』の”睡眠商法に関する監修”を担当されています。
2023年7月にリリースされたモバイル版睡眠ゲームアプリです。
睡眠の重要性を啓発するとともに、睡眠の質を向上させたい人々のニーズに答えるアプリとして注目されています。
特徴としては、
・睡眠を計測し、睡眠の質を向上させるためのアドバイスをしてくれる・
・ポケモンの寝顔を撮影して、寝顔図鑑を完成させる。
・寝ている間にポケモンが冒険する。
柳沢正史さんは面白いアプリの監修に携わっているようですね。
「ポケモンスリープ」監修にあたり、以下のことに重点を置いたようです↓
・睡眠の質を向上させるための科学的根拠に基づいたアプリであること
・睡眠の重要性を啓発する役割を果たすこと
・楽しく遊びながら睡眠について学ぶこと
聞いているだけで、完璧な睡眠促進アプリのような気がします。
一度試してみたくなりますよね~。
まとめ
今回の記事は、
・柳沢正史のwikiプロフィール
・柳沢正史の経歴
こちらの内容でまとめました。
柳沢正史さんの”研究好き”のレベルは、幼い頃から桁違いだったようですね。
熱心な研究への姿勢も、尊敬できます。
現在は睡眠障害に悩む患者さんへの助けになっているので、本当に素晴らしい方だと思います。
今後もさらに研究を続け、睡眠の謎を解いていってほしいですね。
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