「子持ち様」に対する批判がSNS上で話題となっています。
「子持ち様」とは、子どもを持つことを理由にマナー違反があったり、周囲との揉め事や衝突を生みだしてしまう親のことを指すネットスラングだそうです。
「子持ち様はズルい」「子持ち様は迷惑」という批判の声が上がり、Xではトレンド入りするほどの過熱っぷりです。
一体なぜ、「子持ち様」への批判が相次いでいるのでしょうか？
そこで今回の記事は、
こちらの内容でまとめていきます。
【炎上】子持ち様は迷惑と批判殺到？
「子持ち様」についての意見が多く見受けられます。
「子持ち様」は、どうして「迷惑」「ズルい」「嫌い」と言われてしまうのでしょうか？
次で詳しくご紹介します。
子持ち様が嫌いと言われる5つの理由を調査！
「子持ち様」に批判殺到する理由は、以下の通りです↓
①SNSの発達で意見が共有されるようになった
②子持ち世帯の減少
③子育て負担を社会が担う
④政府の異次元の少子化対策の影響
⑤お互いの価値観が共有されにくい
では、一つずつ見ていきましょう！
子持ち様が嫌いと言われる理由①…SNSの発達で意見が共有されるようになった
これまで子持ちの親に対する批判を持つ人はいたようですが、その意見が多くの人で共有されるものでは有りませんでした。
ですが、SNSの発達によってそれらの意見が共有され、みんなが薄々思っていたことが簡単に共有・拡散されるよう社会が変化したようです。
今の時代、何でもSNSで拡散されるので、「子持ち様」の問題に限られたことではありませんよね。
しかし、少数派の意見もSNSで拡大することもあり、「薄々思っていたこと」が共有・拡散されているというわけですね。
子持ち様が嫌いと言われる理由②…子持ち世帯の減少
2022年の厚生労働省の「国民生活基礎調査」によれば、18歳未満の未婚の子どもがいる子育て世帯の割合が初めて20％を下回り、18.3％となっているとか。
日本では、婚姻数と出生数の低下によって、子どものいる世帯数が減少しています。
そのため子供を育てる苦労を経験する人も減少し、子育ての苦労を「お互い様」と思えなくなってきていると言われています。
「お互い様」についても、ネット上では賛否の声がありますね。
子持ち様が嫌いと言われる理由③…子育て負担を社会が担う
日本社会では出産後も女性が就業するようになり、これまで家庭内で抱えてきた子育て負担を、別のところでも担う必要が出てきました。
それが保育園や学童、祖父・祖母の支援ではありますが、そこで補えない場合、職場に負担がかかってきます。
そのシワ寄せが子どものいない働き手に生じるため、「子持ち様批判」につながるといわれています。
これは今後も社会問題として大きく取り上げられそうですよね。
子育てママが働くというのはそう簡単なことではなさそうです。
子持ち様が嫌いと言われる理由④…政府の異次元の少子化対策の影響
政府の異次元の少子化対策も「子持ち様批判」の原因になっているようです。
異次元の少子化対策では、児童手当の拡充を含め、子育て世帯への支援を強化する予定です。
その財源は、子どもの有無に関わらず幅広い世帯から公的医療保険を通じた支援金制度を用いて徴収することになっています。
2028年度には、新たな少子化対策の財源3.6兆円のうち、1兆円の「支援金」を個人と企業から集めます。政府は、この支援金について、国民1人あたりの平均が、徴収開始の2026年度には、ひと月250円程度、満額となる2028年度は、ひと月450円程度になるという試算を発表しました。
引用元・日テレnews
このため、子育て世帯でない方達からは、金銭的負担が増えて不満が溜まってしまうのではないかと思われます。
少子化が進む日本社会では、今後もこのような増税はありそうですよね。
そうすると、「子持ち様批判」は加速する恐れは考えられます。
子持ち様が嫌いと言われる理由⑤…お互いの価値観が共有されにくい
子供を持たない人が増えている中で、「子どもを持つ人」と「子どもを持たない人」の価値観が共有されづらい社会になってきているようです。
相互理解されづらい環境によって、「子持ち様批判」は生じやすくなると言われています。
「価値観の差」を共有できないことで、このような問題は起きるようですね。
難しい問題です。
「子持ち様」批判について、世間の反応は？
この「子連れ様」問題は今後も話題になりそうですね。
価値観の違う人との共存が難しい世の中というのは辛いですが、そこを上手く政府の政策などで解決できる方法があると良いですね。
まとめ
今回の記事は、
・「子持ち様」は迷惑と批判殺到している？
・「子持ち様」が嫌われる理由は？
こちらの内容でまとめました。
「子持ち様」批判は、今後大きな社会問題となりそうです。
少子化が加速する日本社会で、この問題をどのように解決いていくのか、気になるところではあります。
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